私の体験

彼の唇が私の唇に優しく重なる。
彼の身体の中で、唯一柔らかいパーツ。
それが私の唇を塞ぐ。
ネットリと、そしてエロティックに私の唇を弄ぶ。
やがて、彼の二番目に柔らかいパーツ、舌が私の唇や口腔内を舐めまわす。
私は、膝セフ連絡先ラインから力が抜けてきそうになる。
立っていることが、だんだん辛くなってくる。

彼の手が、ブラウスの上から乳房を揉みしだく。
乳房自体を揉まれても、あまり感じないのだが、その刺激は乳首に凝縮され、乳首がブラと擦れる度に、身体じゅうに電気が奔るように、
ビリビリと感じてしまう。
彼の手は容赦なく、私の性感帯の全てを翻弄していく。
ますます、私は立っていることが困難になってくる。
それでも、彼は容赦なく私を責めたてる。
私は、ほぼ悶絶状態。
早く、最後の時を頂戴、と叫びそうになる。

彼は私の女陰の手を伸ばし、更に翻弄する。
私は「お願い、もう駄目~。ちょうだい、ちょうだい~」って、お願いしてしまう。
彼は私をベッドに運び、私の着ているものを全て剥がす。
そして、私の身体じゅうを、彼の大きな、だけれども繊細な手で、柔らかく、時には荒々しい愛撫を加える。
私はそれだけで、数回、いってしまう。
そして、いってしまった私の意識がぼんやりしている時に、彼はいきなりそそりたつ肉茎を、熱く滑り、柔らかくほぐれたわたしの肉鞘に、
ゆっくりと、徐々に徐々に埋め込んでくる。
私はその感覚で覚醒させられる。
だけれど、その後の彼の激しい動きで、私の肉鞘から来る快感は、私を再び頂点に運んで行く。
私は、一気に昇りつめ、朦朧となる。

ふっと気がついたら、ベッドには私一人しかいない。
そう、夢だったの。
彼と別れてから、数えてみたら八カ月。
この間、全く男ッ気がない。
ようするに“飢えて”いるんだわ。
彼に教え込まれたセックスのよさ。
頭では忘れたのだけれど、身体は正直に覚えている。
ああ~、忘れる方法ってないのかしら。